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CC600T フロント防塵フィルタ [CC600T自作]

エルミタージュ秋葉原で鉄壁防塵仕様のケースに関する記事がありました。

【鉄壁防塵仕様。SilverStone「MM01」がほぼ完成していた】
http://www.gdm.or.jp/crew/2013/0611/33637

HEPAフィルタ装備とはやりますなぁ。
しかしHEPAフィルタを使用する場合、一般的にはHEPAフィルタだけだと直ぐに目詰まりする為、もっと目の粗いプレフィルタを併用し事前に大きい埃を取り除く必要があり、そしてプレフィルタを定期的にクリーニングする事でHEPAフィルタの寿命を長持ちさせる事が多いと思いますが、記事の写真では見当たりませんネ。おそらく使用環境の前提が、ある程度の防塵性能を備えたクリーンルームでの使用を考えている製品なのかもしれません。

バックパネルのケーブル取り回しを見ても一般家庭での使用を考えられている製品では無さそう? にも見えます。このまま汚部屋に導入したら直ぐに目詰まりし差圧(デルタP)が上昇。そうするとHEPAフィルタは交換するしかないので結局コスト高になってしまいますしネ。

まぁ、埃対策にここまで徹底したものではなくとも、埃対策を強化したPCケースがもっと増えて来てくれると嬉しいです。しかし、自作PC市場が縮小している現状では中々難しいかもしれません。


ここからは少し過去の振り返りになります。

我が家で使用しているPCの防塵に関しては、フロントファンの部分に自作パーツ売り場などで売っているフィルタ(Ainex | CFF-DF270)を取り付けて、埃の進入を防いでいます。
というのも、以前使用していたケース 「Antec P182」 の時は、ファンを何個も増設し爆音で回転させながら空冷していた関係で、埃も大量に吸い込みケース内が埃でいつも汚れておりました。その為、次に購入するPC(現在使用中のPC)は後々の掃除も考慮し、なるべく以下の項目を満たすように努力することにしました。

 ・吸気ファンの数は少なめにする → 埃の進入経路を減らす
 ・回転数は低めに抑える → 風量を減らすことでケースに入る埃の総量を減らす
 ・ケース内部は陽圧にする → フィルタが無い部分からの埃の進入を防ぐ
 ・フィルタの交換は簡単に出来る → クリーニングし易い環境を作り、ファン & フィルタの性能低下を防ぐ

まぁ、全てを満たし、かつ外観も気に入るケースというのは中々難しく、結局は見た目が気に入ったCC600Tというケースを使用することにしました。その為、運用で上記項目を満たすことが出来るように努力する事に。


【フロントファン変更】
CC600Tに付いているファンの数は、200mm(20mm厚)フロントファン×1、200mm(20mm厚)トップファン×1、120mm(25mm厚)背面ファン×1です。吸排気の役割分担は、フロントファンが吸気、トップと背面ファンが排気です。排気ファンをどちらか一つ外して減らす事も考えましたが、内部に熱がこもるリスクもある為、そのままとする事に。

この状態だとファンのバランスは排気が多い為、このまま内部を陽圧にするにはフロントの吸気ファン回転数を上げ他の排気ファン回転数を下げる必要があります。しかし、デフォルトで付いている20mm厚のフロントファンは回転数が高いと風切り音がうるさいという欠点があり、回転数は上げたくありませんでした。また、回転数のアップは埃を呼び込むことにも繋がる為あまりやりたくありません。

という事で、以前記事にもしましたがフロントファンを30mm厚ファンへまず交換。 → 過去記事 ファン交換
ファンの厚みを上げることで、高速で回さなくてもそれなりの風量を確保しました。


【ファンガード取り付け】
ファンの交換時にフロントの網を取り除いてしまった為、フロントカバーを外すと直ぐにファンがある状態で安全ではなくなりました。その為、ファンガードを別途購入して取り付けを行う事に。 → 過去記事 ファンガード取り付け
これで安全対策OK。


【ファンコントロール】
フロントファンは風量の多い物に交換しましたが、そのままではケース内がうまく陽圧になるかは分かりません。まぁ各ファン通常回転時の風量から予想できなくもないでしょうが、通常回転だとトップの20mm厚200mmファンがうるさくなります。その為、その騒音対策も兼ねて各ファンの回転数を制御しつつケース内を陽圧にする事に。

ファン回転数制御に使用したのはマザーボード付属ソフトである、ASUSTeK FAN Xpert 2を使いました。当初はCorsair Linkを入れてかっこよく温度管理するぞ! と思っていましたが、思っていたよりもケーブル数が多く見た目美しくないので断念しました。そこで白羽の矢が立ったのはASUSTeK FAN Xpert 2です。
 →過去記事 ASUSTeK FAN Xpert 2
これでフロントファンを騒音が気にならない程度に上げて吸気量を増やし、トップと背面ファンは回転数を抑えるように設定しケース内の陽圧を確保しました。(CPU温度上昇時は温度見合いで上昇)



さて、最後にタイトルにある防塵フィルタです。

CC600Tのフロントファンのケース部分はそれ自体が細かい網目状にはなっていますが、さすがに小さな埃を取るまでのメッシュサイズではありません。その為、この部分にフィルタを入れる事にしました。
しかし、200mmサイズの防塵フィルタは見たことがありません。その為、通常は任意のサイズに切って使用する大判サイズの防塵フィルタをそのまま使用することにしました。

【Ainex | CFF-DF270】
http://www.ainex.jp/products/cff-df270.htm
D123SC00680.jpg
これをそのまま折りたたんでファンガートとケースの間に入れました。
最初はこまめに清掃していましたが、あまり汚れが付着していないので面倒になり、段々とインターバルが伸びてきましたw


【数ヶ月使用後の防塵フィルタ】
D122SC00677.jpg
たぶん前回掃除から3ヶ月程度経過後です。汚れが付着しており、一定の効果はありました。まぁ本来はこうなる前にクリーニングすべきですケド。
この状態でケース内には目立った埃はありません。まぁフィルタのメッシュサイズより小さいと思われる超小さい埃は徐々にたまってきますが、こればかりはどうしようもありません。それこそHEPAフィルタでもない限り。これについてはエアーを吹きかけて定期的に飛ばしています。


【防塵フィルタ取り外し後】
D122SC00678.jpg
フィルタを付けずに長時間ファンを回すとファンに汚れが付着しますが、今のところ目立った汚れはありません。


【防塵フィルタクリーニング後、復旧】
D123SC00679.jpg
フィルタを半分に折りたんで隙間に挿入。横幅については、半分に折りたたむとちょうど良いサイズになります。縦は少し長いので、余った部分は適当に折りたたみ挿入。そしてフロントカバーを取り付けて終了。


まぁ散々ここまで書きましたが、防塵フィルタの効果はありましたけれど、やっぱり部屋の掃除をこまめにする事が結局一番だとオモイマス。

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