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「DOS/V POWER REPORT」年内に休刊へ [PC & インターネット]

ついにこの日が来てしまいました( ^ω^)・・・。
自作PC系月刊誌最後の砦であるパワレポも終了の日を迎えるようです。


【「DOS/V POWER REPORT」年内に休刊へ】
https://pc.watch.impress.co.jp/docs/news/1535369.html


【DOS/V POWER REPORT休刊のお知らせ。しかし、このままでは終わらない!】
https://akiba-pc.watch.impress.co.jp/docs/news/news/1535289.html


Amazonで予約して昨日届きました。

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2013年には日経WinPCが休刊になりました。それからはパワレポが孤軍奮闘。2019年からは季刊誌になりましたが、時代の流れには抗えませんでした。残念です。

私は創刊からの読者ではなく日経WinPC廃刊により読み始めたので、連続して読んでいた期間は10年程度です。まぁそれでも10年は十分長いですね。
日経WinPCの記事でも書きましたが、昔読んでいた自作PC雑誌は軒並み廃刊。私が死神かと思うくらいです。

最初のころは98ユーザーだったのでソフトバンク のOH! PCとかエーアイ出版の98magazineを読んでいました。しかしその後ソフトバンク のDOS/V magazineに購読を移行しました。今の人たちにとっては、キューハチ? DOS/Vとはなんぞや? といった感じでしょう。また、パソコン自作系の似たような雑誌がいくつも販売されていたのも、今からしたら凄いです。

昔のPC自作は今ほど簡単ではなく、特にMS-DOS~Windows初期の頃までは周辺機器を一つ追加するだけでも頭を悩ましたものです。
当時はケーブルを指せば自動認識するUSBなどという便利なものはありませんでした。周辺機器にはそれぞれ独自のコネクタが規定されており、もしマザーボードにコネクタが無い場合は、まずはその接続コネクタを増設する必要がありました。その増設自体も当然自動認識しないので、自分で設定が必要です。例を挙げるとHDD増設のSCSIボードが有名です。
周辺機器のドライバ導入、そして割り込みレベルの設定も全て自分でしなければなりませんでした。しかも、日本独自の98と外来種であるDOS/Vでは同じ割り込みレベルの設定でも、98はINTと呼び、DOS/VはIRQと呼んでいました。また同じ機器であってもINTとIRQではそれぞれ番号が違いました。98とDOS/V 2台持ちの人はややこしくて覚えていられません。そんな時に98 magazineを引っ張り出して、過去の記事を参考に周辺機器の設定をしていました。

当時はインターネットなどなかったですから頼りになるのはこのような月刊誌だけです。パソコン通信はありましたが皆やっているわけでは無く、電話代もかかるので一部の人だけがやっていた時代でした。もちろん取説もありましたが、大ベテランがベテラン向けに書いたような内容なので、初心者には頼りになりません。なので皆が苦労するような事を細かく解説してくれるような自作系月刊誌は今よりも遥かに価値がある時代だったのです。

今はドライバも割り込みレベルも気にする必要はなく(バックグラウンドでWindowsが全部設定してくれる)、欲しい情報も指先一つで検索可能になりました。この数十年で驚異的に便利になりましたが、どうやってパソコンに周辺機器を認識させるかなどで頭を悩ましていた時代と比べると、パソコンの仕組みを覚えるという点では退化しているのかもしれません。


しかし、こうやって文字にしてみると、人間の「こうなればいいな」とか「こうなっていたら便利」のような願望が少しずつではありますが具現化されていることがわかります。進化というのは体だけではないんだと思わされます。


さて、私の愛読紙だったDOS/V magazineも2007年12月に休刊。その後は日経WinPC→DOS/V POWER REPORTと自作PC月刊誌を渡り歩いてきましたが、今年の12月にそれも終わりそうです。

最後にパワレポPCフェスでも開催して大きな花火を打ち上げてほしいところです。
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