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2023年新PC自作 [PC自作関連]

2017年に当時のDesk Mini 110というASRock製ベアボーンを使用してミニPCを作りました。
https://tmurana.blog.ss-blog.jp/2017-08-20

CPUはIntel Core i3-7100 (Kaby Lake, 2コア/4スレッド, 3.9GHz)なので、今でもインターネット閲覧なら問題ないのですが、ゲームもしたいとなるとさすがに無理があります。
最近はPS5のような据え置き機だけではなく、スチームのようなパソコンでのゲーム環境が整っているので、2017年当時はあまり優先順位が高くなかったPCでもゲームが出来る環境にしたいと思うようになりました。
もちろん5年以上PCを組んでいないので組みたくなったのも理由にあります。


新しいPCのコンセプトとしては以下の3つ。
静音、ミニタワー程度の大きさ、ある程度の性能

静音に関しては、ゲーム時などの一部高負荷時は除いて可能な限り静かにしたい。
大きさに関しては、エアーフロー的にはケースは大きい方が有利ですが、もう50歳近くにもなるとあまり大きいのは重かったりと色々大変なので、そこそこのサイズを希望。
性能に関しては、最近のゲームの設定で負荷を下げるような調整をしてフルHDで60フレーム程度出ればOK。

という事で、以下の内容に決定しました。


=========新PCの構成===========
【CPU】Intel Core i5-12500 (Alder Lake, 6コア/12スレッド, 3.0GHz, 7.5MBCache, TDP 65W)
【CPUクーラー】Noctua NH-P1  ※LGA1700マウント NM-i17xx-MP83
【MEM】Team DDR4 3200Mhz 32GBx2枚
【M/B】ASUS TUF GAMING B660-PLUS WIFI D4
【VGA】ASUS TUF-RTX3060Ti-O8GD6X-GAMING
【SSD】KIOXIA EXCERIA PRO SSD-CK2.0N4P/N (NVMe M.2 PCIe Gen 4.0×4 (2TB 最大読込: 7,300MB/s)
【光学ドライブ】無し
【OS】 Microsoft Windows 11 Home 64bit パッケージ版
【ケース】In Win A5
【ケースファン】 NF-A12x25 PWM 3個 (後にTUF-GAMING/TF120/ARGB/W/3IN1に変更)
【電源】Fractal Design Ion+ 2 Platinum 760W
=============================


それぞれの選定理由を説明します。


【CPU】
CPU購入はIntel 13世代が出る前でした。
コンセプトにある静音とゲーム性能の両立。上を目指すときりがないのですが、Intel 12世代の12400なら物理6コア12スレッドなので、かなりの性能を持ちつつもコストパフォーマンスが高いCPUです。当初は内臓GPU無しの12400Fを予定していました。この時はヨドバシカメラのポイントが溜まっていたのでお金の支出を抑えるべくヨドバシオンラインで購入するつもりでしたが、12400Fと12400が売り切れでした。そのため、少し値段は上がりますが12500を購入しています。

スクリーンショット 2023-05-24 212953.png

12600Kも検討しましたが、この後に説明するCPUクーラーを含めて検討した結果、12500を選択しています。
尚、CPU検討はIntelだけではなくもちろんAMDも含めて考えましたが、この時はIntel 12世代のコストパフォーマンスが良いこともありIntel CPUを選んでしまいました。1993年にパソコンを購入して以降、今までAMD CPUは選んだことがなかったので悩みました。少し時間がたったらサブPCなどでAMDを検討したいと思っています。





【CPUクーラー】
CPUクーラーはNoctua NH-P1です。LGA1700に取り付けられるようにNM-i17xx-MP83も一緒に購入しています。
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今回のコンセプトの一つに静音性があります。稼働音として大きいのはケースファンやCPUファンが挙げられますが、このNH-P1はファンレスなのでCPUクーラーの稼働音がありません。もちろん冷却ファンが無いことによる高負荷になった時の発熱→性能低下のリスクはありますが、ケース自体のエアーフローである程度カバーできると思います。またCPUもTDP 65Wと比較的低発熱なのもNH-P1を選択できる理由になります。

【エルミタ的速攻撮って出しレビュー Vol.1020】
https://www.gdm.or.jp/review/2021/0712/398095





【MEM】
メモリはDDR4を選択しました。選んだのはTeam DDR4 3200Mhz 32GBx2枚です。(64GB)
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現状はDDR4からDDR5移行の過渡期であり、CPUとして選択した12500はIntel 第12世代Alder LakeなのでDDR5のマザーボードとDDR4マザーボードが選択できます。この検討をしていたのは2022年11月頃でまだDDR5の価格も低下しきっていなかったので、大量メモリを積みたいというロマンを優先しDDR4でコストパフォーマンスが良いものを選択しました。
将来的にはDDR5の方が性能(速度)は高くなりますが、この時点含めて今後1~2年程度では体感できるほどの差は発生しないと考えたので、ここはコストパフォーマンスを優先しました。



【M/B】
マザーボードはそこそこの性能が希望で信頼性あるものが良かったので、B660を選択。メーカーは迷いましたが、名前にひかれてASUSのタフゲーミングにしました。
ここはあまり拘りはありませんでした。
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【VGA】
2022年11~12月にかけて段階的にパーツ集めをして、2023年1月にPCを組みました。
この段階ではまだグラフィックボードは入れずCPU内蔵グラフィックで出力。理由としては、RTX-3060と3060Tiのどちらにするか迷っていたのと、ビットコインのマイニング需要がなくなりGPU価格が低下傾向にあったためです。
最終的には5月にRTX-3060Tiを購入しました。3060Tiも52000~72000円程度で価格差ありましたが、結局しっかり冷却してくれて静音のTUF-GAMINGを購入しました。マザーボードとお揃いなのも多少は理由に入っています。
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また、3060と3060Tiで迷っていた理由はコンセプトにあるある程度の性能が現状はここら辺と思ったためです。4KなどではなくフルHDで60~100フレーム/s程度動けばよく、今後数年間は遊べる性能を考えると、価格的にこの辺になりました。もちろんラデオンも検討しましたが、出来ればCPUがAMDの時に選びたい気持ちもあり、見送りました。




【SSD】
SSDは旧東芝のキオクシア。国産にしました。11月ころに買ったので3万程度しています。今なら2万程度なのですが。
性能は問題なし。この辺になるとあまり体感速度は変わらないので、欲しいメーカーを選びました。このように融通が利くのも自作の良いところです。
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【光学ドライブ】無し
今回は光学ドライブ無しです。外付けのブルーレイドライブがあるので、必要な時はそれを使うことにします。最初に計画していた時は取り付ける予定だったのですが、今のケースを選択するとつけられないので諦めました。最近は高エアーフロー目的で5インチベイ無しが多いですし、時代の流れを感じます。ただ、パイオニアには頑張ってほしいです。撤退する前に据え置きのドライブでも買っておこうと思います。




【OS】
OSは特にコメントなし。




【ケース】
ケースは悩みました。
高冷却で高性能を目指すのか。静音化を求めるのか。ガラスが多いケースで見た目をよくするのか。
いろいろ検討しましたが、途中まではThermaltakekのCore P6 TGにする予定でした。久々のタワー型なので、見た目良くして気分良くしたかったからです。
ほぼこれに決めていたのですが、あるPCサイトのレビューを見て気が変わりました。

【エルミタージュ秋葉原】
これで全てが分かる。In Win「A5」徹底解説

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このINWINのA5です。
特徴は垂直エアフロー構造。別の言い方をすれば煙突構造です。
暖かい空気は上に上る性質を利用する煙突構造のケース自体は前からあります。空気を下からファンで取り入れて、GPUとCPUで温まった空気は上から自然排気する空気の流れです。排出用の吸気ファンよりも給気ファンの数を多くして内部を正圧に保ち、圧力差で上から自然排気するようにします。そのぶん排気用のファンを減らすことができ静音につながります。

INWIN-A5も同じコンセプトですが、一般的な煙突構造ケースよりも大型のグラフィックボードが入るようになっています。煙突構造のケースはその名のようにスリムで長方形っぽい形が多かったりして大型のグラフィックボードは入らないことも多いのですが、このINWIN-A5はだいぶ大型のグラフィックボードでも大丈夫です。

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側面も強化ガラスで内部がよく見えて奇麗です。
最初に書いた今回自作のコンセプトは、「静音、ミニタワー程度の大きさ、ある程度の性能」です。エルミタのレビューを見たときに、このINWIN-A5ならすべて達成できると思いました。




【ケースファン】
最初は静音ならやっぱりNoctuaでしょ、という事で定番のNF-A12x25 PWMを購入して取り付けました。しかし、このケースは側面がガラスで中が見えるのですが、そのままだと発光する物が無くて内部が暗く地味なんですよね。という事で、静音性と能力には全く不満はなかったのですが光るファンに変更したくなりASUSのARGBファンに変更しました。
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【電源】
電源はFractal Design。このシリーズの特徴は柔らかいケーブルという事につきます。取り回しが楽ちんです。今後のCPUアップグレードも考慮して760ワットを選択しました。

【エルミタ的速攻撮って出しレビュー Vol.1044】
https://www.gdm.or.jp/review/2021/0827/405177

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最終的な写真はこちらです。
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エアーフローのイメージです。
実際にこうなっているかの検証はしていませんけど。

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2基のボトムファンから供給されたエアーの一部はGPUへ吸い込まれます。他のエアーはGPU横をすり抜けてケース中段に向かいます。ケース右側には電源ファンへの供給口があり、中段の一部の空気はそこに吸い込まれてケース上部から排出されます。

ケース中段のエアーは大きく2つの流れに分かれます。メインはバックパネルの12cm排気ファンへの流れです。CPUクーラーは横に空気が流れやすいように設置されているので、12cm排気ファンで排出されるエアーフローによりCPUクーラーを自然冷却します。これによりクーラーはファンレスで運用しています。負荷が上がれば発熱も増大しますが、CPU温度変化見合いでケースファン回転数を上昇させるようにしているので、冷却性能は保たれる? と見ています。またこれを見越して低発熱65WのCPUを選択しています。

内部へ空気を取り入れるファンは2台。排気は1台&電源ファン。電源ファンの回転数次第ですが、通常時は排気ファンの方が少ないので内部正圧になると見ています。正圧なので埃も溜まりにくいはずです。
内部正圧で余剰となった空気の大部分ははケース上部のメッシュ部分、もしくはケース背面のブラケット部分から排出される予定です。ケース内の空気はGPUやCPUなどの発熱体によって温められるので、大部分は膨張して上に向かうはずです。なので多くのエアーは内部で温まり煙突のように上から勝手に抜けていく設計思想になっています。それにより排気ファンの数を減らし静音効果を狙っています。


このように色々考えて好きに出来るのが自作PCの良いところです。GPUを5月初めに取り付けましたが、十分静音です。ゲームをしてもかなり負荷をかけないとうるさくないと思います。久々に自作PCを組みましたが満足しております。

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真・女神転生 30周年感謝祭 [女神転生]

昨日の2023年5月5日に真・女神転生30周年を記念したイベント、「真・女神転生 30周年感謝祭 in KT Zepp Yokohama」が開催されました。5/6本日も実施され計2日間行われました。

これは『真・女神転生』『真・女神転生II』『真・女神転生III』『真・女神転生IV』『真・女神転生IV FINAL』『真・女神転生V』の6作品の楽曲をバンド演奏にて堪能するイベントです。(あの名作ストレンジジャーニーは何処へ行ったのか?)
1日目は真・女神転生III、2日目は真・女神転生Vにフィーチャーした内容とのことだったので、まだ真Ⅴをプレイしていない私は1日目を選択しました。

席はA席、S席、VIP席の3種類。VIP席は特典多数ですが48000円と高額なのでS席を選択。
まぁS席でも以下2つの特典がもらえました。
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特製カードはVIPの方はシリアルナンバー付きで昔のファンクラブ会員証を思い出すような作りです。魅力はありますが、私は昔の会員証を持っているので費用を考慮するとS席で十分と考えました。


このメガテン音楽イベント。実は5年前の2017年にも行われています。この時はパイプオルガンがあるホールでの開催という事もあり、それを生かしたオーケストラ演奏になっていました。
当時の記事→https://tmurana.blog.ss-blog.jp/2017-11-05
今回はバンド演奏という事でロック系統の演奏になっています。

もともと増子さんが音楽の担当していたファミコン女神転生時代から戦闘曲などはロック的なサウンドが取り入れられており、真シリーズ(真Ⅰ、真Ⅱ)でそれが覚醒した感じがあります。真Ⅱから10年空き音楽担当が交代となった真Ⅲでもそれは変わっていません。というか、むしろ完成の域に達した感があります。

昨日は真・女神転生IIIの曲が多く流れましたが、やはり生バンドの演奏は迫力があり、かつ世界観にもピッタリでした。
また、前回の25周年では場所的に大型モニターがありませんでしたが、今回は大型モニターにその当時のプレイ映像が流れるようになっていたので、音楽が始まると当時の記憶がよみがえりました。ゲームに限った話ではありませんが、やはり音楽は一瞬で当時の記憶を引き戻す力があることを再認識しました。この大型モニターはグッドポイントです。次回も希望します。

一方残念だったのは、特典かな。
前回は25周年を簡単に振り返るような内容とメガテン音楽に関する内容が書かれたパンフレットが来場者全員に配られていました。今回はそういうのは無し。(VIPの特典は不明ですが)
こういったイベントに来るのはコアな客層で何年も応援しているような人たちだと思います。ファンクラブが終了してしばらくたつので特製カードも良い選択なのですが、出来ればパンフレットのように後で見返しも出来て形にも残るものもあるとよかったと感じました。

それと、この日の男女比は半々くらいに感じました。ペルソナ系は女性ファン多いとは思いますが、真系でも多いのは少し驚きです。(25周年の時も女性が多かったです)


また、この日の司会進行はマフィア梶田さんと松澤千晶さん。
マフィア梶田さんは私は初めましてでした。
松澤千晶さんは、最初の挨拶の時に「松原千明です」と聞こえたんですよね。おそらく空耳なのですが、私の世代的には松原千秋ってあの松原さんと同じ名前なのかな? と一瞬思ってしまいました。そのあと松澤なのだとわかりました。その時にそういえば以前Youtubeで真Ⅲリマスター版のゲーム実況していた人だと気づきました。やたらとベッピンさんが真Ⅲをプレイしているので記憶に残っていました。この方はとても良い声していますね。



私が女神転生、女神転生Ⅱ、真・女神転生Ⅰをプレイしたのは高校生の頃です。そこから真Ⅴが出るまで30年弱かかるとは思っていませんでした。まぁ女神転生Ⅱや真Ⅱが過去作としてあるので、他のRPGのように「正義が悪を倒す」というような単純なストーリーにはしにくいのも理由の一つにはあるのかもしれません。しかしその勧善懲悪ではないところがこのゲームの良いところです。漫画の孔雀王 退魔聖伝の第5巻の最後にはこう書かれています。
「一体 われらが信ずる神とは何者なのか・・。 もしかすると我らが本当に戦わねばならぬ敵とは・・・その神自身なのかもしれぬな・・・。」
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これは正にメガテンに通ずる内容です。
冷静に見ると少し中二病的な感じもありますが、メガテニスト自体が中二病の心をもったまま大人になった人達なのかもしれません。
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