偽典・女神転生

また女神転生関連のネタです。
興味無い方はスルーしてネ。


偽典・女神転生　東京黙示録。

Xbox 『真・女神転生 NINE』よりもはるかにマイナーなこのゲーム。
聞いたことはあっても、実際にプレイしている方は少ないのではないだろうか。
内容は、真・女神転生の主人公が金剛神界に居る空白の30年間のストーリーです。

1997年にPC-98版が発売され、1999年にWindows版が発売されました。
このゲームはPC版のみでゲーム機用には発売されていません。
当時の版権元のアスキーが2002年にゲーム開発・販売から撤退してしまった為、そのPC版も再販する事は叶わないでいました。ただ、現在の版権は "偽典リメイク計画" の情報ですとアトラスが有している模様です。

アトラスが権利を持っているとしても、最近のアトラスの状況からして再販はなさそうです。
とすると、残る入手方法は中古市場ですが、女神転生をプレイする人達はなかなか放出しない為、古いソフトにも関わらずこのソフトはずっと高値を維持しています。最近は見かける事もなくなりました。
たとえあっても、レア品としてガラスケース内に入っています。
Amazonにも中古品が出ていますが、ますます値上がりしています。

その為、過去にリメイクを希望する声が集まり、2chにてリメイク計画が発動しました。
しかし、リメイク自体は現時点でも難しい状況となっています。まぁ仕方の無い事です。
ですが、この計画の中でゲームのバグを修正するパッチが有志の手により開発され、現在のPC環境でもWindows版のソフトさえあればプレイ可能な環境になっています。
計画前はバグが酷くプレイ不可能な状況であった事を考えると、この事だけでもリメイク計画には大きな意義があったとワタクシは思っております。

【偽典リメイク計画】
http://dds414.fc2web.com/
修正パッチはここにあります。
皆様の情熱には頭が下がります。ありがとうございます。

【着弾書店】
http://book.geocities.jp/chakudanshoten/index.html
偽典関係の詳細情報満載。
偽典の攻略サイトは他にもありますが、ここは攻略情報がPDF形式に纏めてある為、非常に見やすいです。
ただ残念ながら、ここ数年は更新停止状態になっています。
まぁ、当初目的の "偽典攻略本作成" という目標は達成している為、仕方ないのかもしれません。
以前、サイト上部のバナーにジオシティーズより、 "そのうち消えます" 的なアナウンスがあったような記憶があります。もしかしたらジオシティーズ側の都合で突然消えるかもしれません。
また、ここには "魔人の館" も代理公開されています。FC～PSまでのデータは凄いサイトです。


【偽典・女神転生　Windows版パッケージ】
　　


この偽典・女神転生は、FC版女神転生Ⅱの製作に携わった元アトラスの鈴木氏がシナリオを担当していますが、アスキーから発売だった為か、アトラスの女神転生の歴史からは無かった事になっているようです。
公式ページなどにも見当たりません。
でも、もし権利を持っているのであれば是非正史に組み入れましょう。そして再販しましょう。
今後のアトラスの御英断に期待します。

アトラスはやはり女神転生がベースの会社なのです。
ペルソナも、デビルサマナーも、デビルサバイバーも全てはここから派生しています。
一時はプリクラのヒットもありましたが、女神転生を疎かにしてはならないのです。
最近(株)インデックスの株価がどんどん低下しているので少し心配です。

真・女神転生Ⅳ トレーラー

真・女神転生Ⅳのトレーラーが出たようですネ。
公式からの削除依頼でもう消されてしまいましたが。

今回は初めてアニメ調の絵です。
あと声までつくようです。主人公の声有無は不明ですが。
まぁ、見た目・ビジュアル・ボイスなんてメガテンには飾りです。スパイスでしかありません。
問題は中身です。ストーリー、世界観が勝負です。
おっさんばかりのコアなファンを唸らせることが出来るでしょうか?


近々ソウルハッカーズがリメイクされるようですが、昔散々やっているのでさすがにやる気はおきません。
リメイクするくらいならデビルサマナーの新作を出した方が良いと思うのですが・・・。
女神転生シリーズで最近出たのは、2009年 DSの『真・女神転生 STRANGE JOURNEY』です。
全く売る気を感じさせない怪しげなスーツ画像には驚きですが、中身で勝負なのです。
内容は合格です。面白くメガテンらしさも問題ないのですが、やはり話のスケール等が微妙なところです。
まぁ、ナンバリングタイトル発売までの飢えを満たすには十分及第点です。

ちなみにこのトレーラーに、『探していたのは、これだったのか。』とありますが、この時のメガテンファン心の声は、『探していたのは、これだったのか?』に変換されていそうです。

【真・女神転生 STRANGE JOURNEY　トレーラームービー第1弾】


【真・女神転生 STRANGE JOURNEY　トレーラームービー第2弾】



他のアトラスゲームでは、Wiiのカドュケウスシリーズが面白いです。
プレイに集中し過ぎて、まさに手に汗にぎります。コントローラー持つ手が痛くなります。
時間がある方は最新作のHOSPITALをプレイしてみてください。
不器用な人でも楽しめると思います。
でも、意外と中古には無かったりします。
このシリーズは日本よりも海外で人気があるようです。今回のアメコミ風吹き出しセリフも海外を視野に入れたものと思われます。

【HOSPITAL.6人の医師】

渡る世間はGive and take! 真・女神転生

先日、真・女神転生Ⅳ開発中とアナウンスされました。
初めての女神転生は中学生頃。当時としては珍しい3Dダンジョンのゲームで、方眼紙にマッピングしながらゲームを進めたものです。マップを作り終えた頃には暗記しているのでマップは見なくなりましたケド。

このシリーズは、通常の善悪二元論の勧善懲悪的なストーリーではなく、選択次第ではいわゆる悪の方にも進みます。これは対立軸が "善と悪" ではなく、 "秩序と混沌" となっている為ですが、これこそがゲーム版女神転生の真髄と言える部分かと思います。
一般的に "善" と呼ばれている秩序を重んじる者達、いわゆる神や天使は必ずしも "ニンゲン" という種族の味方とは限らない。そしてそれぞれに大義があり言い分がある。
今でこそいろいろなストーリーのゲームはありますが、二十数年前にはほとんどありませんでした。
はまる人は少ないですが、一度はまるとどっぷりなゲームです。
故にこのゲームについてリアルで語り合える事もほぼ無いという悲しみも味わえます。
『ドラクエ買った?』、『どこまで進んだ?』 などは良く聞きますが、『メガテン買った?』 は聞きませんネ。


【真女神転生Ⅲノクターンオープニング 2Version】


真Ⅲは2003年に発売されました。
真・女神転生Ⅱ発売が1994年ですから、ナンバリングタイトルとしては約9年ぶりです。
ちなみに今年、真・女神転生4の開発がアナウンスされましたので、これまた9年ぶりです。

この当時のアトラスは初期のメンバーがだんだんいなくなり、もう女神転生のナンバリングタイトルは出ないのではないか?　と思っていたので少し驚きました。今回の4発売も同じです。
ストーリーを作るのが難しく、コアなファンが多く、それ程売り上げも望めないタイトルですから頻繁に作るのは無理ですが、9年も間が開くとさすがに呆れてしまいます。
ペルソナばかり作ってないで、こちらにもリソースを振り分けろ! と言いたいです。

この真Ⅲはこの後に "マニアクス" という難易度アップと追加シナリオが入った完全版的なものも発売されました。名前のとおり、真・女神転生マニアしか購入しなかったかもしれませんが、このソフトには悪魔繋がりでカプコンの "ダンテ" が登場します。それで権利問題が発生したのか、中古価格が高騰してもなかなか再販されず、最終的には "ダンテ" が別キャラに変更されてしまいました。
まぁ、中古価格が上がったのは市場に出回った数が少ないのもさることながら、これを買う人は手放さない層が多いというのが最大の要因かと思われます。
私も初版を保管中です。

この真Ⅲはエンジンが素晴らしく、読み込み時間が短くグラフィックもそれなりのものでした。今プレイしても気にならないレベルかと思います。
アトラスはこのエンジンを使ってもう2作程度何か作れば良かったと思うのですが・・・・。
ファルコムを見習って欲しいです。イースも英雄伝説も軽く3作は同じエンジンを使い回します。改良はしているようですが。
そういえば、昔こんな本もありました。

【女神転生十年史】


ファミコン～PSまでの時代を振り返るアトラス公式本です。
この頃、全国のメガテニスト達は 『次は20年史か～。胸熱!』と思っていたはずですが、出ませんな。
10年～20年を振り返るとペルソナだらけの本になってしまうからでしょうか。

ペルソナ、ペルソナ! と書いていますが、別にペルソナ自体は嫌いではなく、発売されればプレイします。
ただ、なんでペルソナばっかり開発しているんだ! という　負の心が芽生えてしまうようです。

発売される真Ⅳの為に3DSを買わねばならない。
今買うならLLの方が良いのかな?